時系列順に・・・
2015年 11月にアダルト・トリオを入手
前の飼い主の所で2015年の夏に産卵したとの情報あり。
2015年から2016年
温室内の気温が低い所でクーリングさせてみた。
初夏になり、ウォータータブで外飼い。
夏、夏に産卵とのことなので期待したが産卵はなかった。
クーリングが足りなかったようだ。
夏を越え秋に気温の低下とともに食欲はなくなり動かなくなる。
水温が10度になったころを見計らって室内の暗室で冬眠。
仕様は、コンテナにミズゴケを1/4入れて水を水深8センチ入れた中にアダルトトリオを入れた。
12月7日まで冬眠させた。
そのころ最低水温は5度くらいまで下がった。日中は10度と気温差がややある。
ここで切り上げたのは、鼻先と瞼に肌荒れが起こったため限界かな・・・と。
温室内に取り込み、徐々に温度を上げていった。
まず肌荒れをどうにかしたかったのでエギゾジア掛けてから乾燥させてみた。
そして温室内でも冷えるところに置いて馴化させた。
2017年元旦、
120cm×60cm水深10センチぐらいのランチュウ水槽に入れた。
水温は18℃と低いが、バスキングランプで温められるところを作った。

雌はバスキングしている、雄は水中にいて雌が下りてくるのを待っている。

この環境で2月10日まで置いた。
なぜならヨツメイシガメが冬眠明けでこの容器に入るから。
ハラガケガメが産卵しているのと同じ水槽の80×40×22センチの水槽に移動させた。
前日に水槽丸洗いで、フィルター稼働し砂地もセットした。
2017年2月3日に大雌299g、中雌239g、小雄177gと記録してあった。
本日卵を見つけた後に量ったら大雌273g、中雌240gになっていた。
なので産卵したのは大雌で確定。
今日はハラガケガメも産卵シーズン終わったので、一応確認で砂地を探ってみたがやはり何も出てこない。
そして手が砂で汚れついでなのでヒメハコヨコクビの砂地を探ってみることにした。
ほとんど期待していなかった、一週間ぐらい前にも軽く掘って見たが何も見つけ出すことができなかった。
しかし今日は何となく底まで掘ってみようといつもよりも範囲を広げてみたら・・・、なにやら指に感触が!

卵だ!殻が柔らかい。
やばいもう指先一つ掘っていたら指刺さっていた。
こんなに甲長ぐらい深く産んでいたのか、盲点だったわ。


掘り出していきます。
すでに卵の黄身が沈んでいて、血管は見えるし胚も育っているではないか。
おいおい、もう有精卵確定じゃないですか。
卵の上下と角度を変えないように慎重に・・・。

砂を洗ってみた。中に胚が育っている。
いつ産んだのか不明。
昨日今日じゃないな。
一か月前ぐらいかもしれない。
とりあえずこの水槽に移動した3月10日から、それから4月までの間かと思われる。
なことを考えながら掘り進めると出る出る、
14個!
そのうち1つは割れて卵がつぶれて液漏れしている。
なので13個確保できた。
割れていた卵を割って観察したら、中に血管と3ミリぐらいに育った胚があった。
まあ、このまま育っていてもダメになっていただろとう諦める。
そして13個全部有精卵。胚入りです。
こんなに卵を産んだからには孵卵温度設定でTSDで雌雄分け狙おう。
すでに発生が進んでいるので今さら温度を変えるのは無意味かもしれないが一応やってみよう。
タッパー容器にハッチライトを入れはしたが、やっぱりやめた。
卵の殻というより皮から水分奪われると考えた。
ヒメハコは他の先輩方の時間が経つにつれて卵が萎んでしまうという現象を聞いているので他の亀の卵とはちがうなと思った。

ハッチライトも入っているがバーミキュライト中心の床材にしてみた。
それを3セット。
5個のタッパーを26℃設定。
6個のタッパーを30度設定。
2個のタッパーを28-30℃設定と分散させた。



今回産んだ「大雌」
甲長12cm。体重273g。
もう一匹これよりも小さい雌がいるのだが体重は変わらず・・・、
肉が余って太り過ぎ・・・こいつも産んでくれるかどうか?
それとも2クラッチ目が存在するのであろうか・・・、
続く